第257話

翌朝、エイラはスターリング・タワーの専用エレベーターを降り、ロビーで待っているイーサンの姿を見つけた。

その姿を目にした瞬間、足が止まる。

警備には、セバスチャンとその家族、それにセリーナをスターリングの敷地に入れないよう指示が出ていた。

だが、イーサン・イェーツは立ち入り制限の名簿に載っていない。名門の姓だけでフロントを通り抜けられてしまったのだ。

受付係が慌てて駆け寄ってきた。「クロフォード先生、申し訳ございません。個人的なお友達としてお越しだとおっしゃって、先生にお会いしたいと……お名前は記録し、役員フロアにも連絡を入れております」

エイラはイーサンを一瞥した。大理石の暖炉のそばに...

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